ナローバンドUVB療法とは紫外線療法の一種です。副作用の少ない波長域「311~313nm」の紫外線を選択的に照射します。照射時間も従来より短くなっているので、治療にかかる患者様への負担が抑えられています。
ナローバンドUVB療法の対象となる疾患には、主に以下があります。
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)、円形脱毛症など
ナローバンドUVB療法は、重症のアトピー性皮膚炎や難治性の慢性湿疹の改善にも有効です。
症状が重症化すると神経が敏感になって激しいかゆみを感じやすくなり、かゆみに対して抗アレルギー剤が効きにくくなります。
ナローバンドUVB療法は敏感になった神経を抑えて、抗アレルギー剤などでコントロールできるかゆみに戻す効果が期待できます。