皮膚科

皮脂欠乏性湿疹

皮膚の表面を被っている脂が減少すると皮膚の水分が減少し、乾燥を生じ皮脂欠乏症という状態になります。皮脂欠乏症を引き起こす要因には、加齢(うるおいを保つための成分が減少する)、季節(空気が乾燥しやすい秋から冬)、生活習慣(体の洗いすぎや冷暖房の効かせすぎ)などがあります。

皮膚が乾燥してくると、かゆみがでたり、皮膚に亀裂ができたり、さらには赤く皮膚がただれてきたりします。この状態が皮脂欠乏性湿疹でかゆみも強く、夜中に目が覚めるほどです。

皮脂欠乏症に対しては皮膚のうるおいを与える塗り薬で十分ですが、かゆみが強かったり、湿疹ができていたりする場合は、飲み薬や湿疹を抑える塗り薬などで治療します。